今までで一番好きな力士は朝青龍だった。破天荒で豪快、土俵の上で圧倒的な強さを見せつける彼の姿には、人間味と魅力があった。白鵬は、朝青龍がいた頃はライバルということもあってあまり好きになれなかったけれど、晩年の白鵬には不思議と好感を抱いていた。

2013年の九州場所。白鵬が稀勢の里に敗れた際の「万歳三唱」の場面が強く印象に残っている。あの瞬間から、世間は彼をヒールとして見るようになったように思う。白鵬自身が変わったというよりも、彼に対するまなざしが変わってしまったように感じた。そして、それならばと白鵬もそれに応えただけのようにも。

そして今、宮城野親方として相撲界に残る彼に対しても、厳しい目が向けられているのを見ると心が痛む。どうか親方には、これからも角界で頑張ってほしい。どうか、愛想を尽かさないでいてほしい。ささやかながら、ずっと応援していたい。

2025-04-11