中島みゆきさんの「時刻表」という歌に

誰が悪いのかを言いあてて どうすればいいかを書きたてて
評論家やカウンセラーは米を買う

という歌詞がある。インターネットの普及によって、今や誰もが簡単に意見を発信できる時代になった。
でも、その状況が本当に幸せな世界につながっているかといえば、どうしてもそうは思えない。

SNSでは、誰かの失敗を見つけてはそれを面白がるように叩く人たちが目立つようになった。
相手が反論できない立場であればあるほど、「自分には正論がある」と信じて、炎上させることすら正義だと思い込んでしまう。

聖書の中に「人の目の中のおがくずを気にしながら、自分の目の中の丸太には気づかない」という例え話がある。
この話は今の時代にこそ大切にされるべきもので、自分の弱さや過ちに目を向けず、他人の過ちばかりを責めてしまう姿を映し出している。

だからこそ、忘れてはいけないのは「お互い様」という感覚。平和とは、完璧な正しさの中にあるのではなく、互いの不完全さを認め合い、許し合うその中にこそあると私は思う。綺麗事だという人もいるだろうと思うけれど、この世界がそんな綺麗事だけで回っていくことができたらどれほど素晴らしいだろう。

たとえ世界をすぐに変えることはできなくても、せめて今日会う誰かにほんの少しでも優しくすることから始めたい。
それが平和への一歩となると信じて。

2025-08-15